200系ハイエース用で好評いただいている「OHLINSショックアブソーバートランポモデル」にキャラバン用をラインアップ。ハイエース用とコンセプトはそのままに、キャラバンの特性に合わせて味付けを調整しました。ショックアブソーバーのトップブランド オーリンズと、トランポ専門店 オグショーがタッグを組み、トランポユーザーに最適な乗り心地を追求した渾身の一品に仕上がっています。 「Ver.2」は、従来の「Ver.1」と比べマイルドな味付けに変更し、マンホールのふくらみや道路のつなぎ目もスムーズに乗り越え、さらに高速道路でも安定する仕上がりとなっています。
モトクロスレーサーだった経験から、ダンパー性能は、装着する車両の重量により、大きく変化する事を知っています。そんな中でもオーリンズのダンパーは、常に高性能を発揮してくれていましたので、安心して販売させていただいていましたが、ディーゼル車や4WD車での性能に不満が残っていたのも事実でした。トランポユーザーの多くが好むディーゼル車やワイドボディ4WD車専用のダンパーを作れないか?と考え、最も信頼の置けるオーリンズさんに相談。その後試行錯誤を繰り返しやっと完成しました。 ノーマル仕様のベストパフォーマンスは、前前軸重1000kg前後に装着した際に発揮されるに対し、今回開発したキャラバン用トランポモデルは、前前軸重1400kg前後の車輌に装着した際に最大限のパフォーマンスが発揮されるようチューニングしました。 これにより2WD車でも常時荷物を積載されたり、架装により車両重量が増した車輌や、ディーゼル車・4WD車にお乗りのユーザーにも最適なショックアブソーバーができあがったと自負しています。 トランポ専門店 オグショーだからこそできたトランポモデルを是非体感してみて下さい。
開発担当:オグショー代表 小栗 伸幸
通常仕様のオーリンズショックアブソーバーDFVではカバーしきれない、ディーゼル車やワイドガソリン4WD車などの、特にフロント重量が重い車輌に合わせたセッティングを施しました。約300kg重い車重を想定し、ノーマルのDFVショックアブソーバーのオイル、シムを調整しては試乗し、さらに調整・試乗を繰り返して、通常のオーリンズの特性とも違う、納得のいく味付けに仕上がっています。
キャラバンには、200系ハイエースにはないディーゼル4WDワイドボディの設定があります。標準ボディガソリン2WDのフロント重量1000kgに対し、ワイドボディディーゼル4WDが1400kgとかなりの違いがあります。標準仕様のオーリンズでも十分乗り心地は良くなりますが、高速道路でのフラツキも抑えながら突き上げも抑えたいとなると、このトランポモデルがお勧めです。 すでにオーリンズショックアブソーバーをご購入、交換されているお客様は、オグショー以外でオーリンズのショックを交換された場合、いま一度、減衰力(ダイヤルを回している数)をご確認ください。時折、当店以外でショックを交換されたお車を確認させていただくと、ショック4本ともすべてバラバラな減衰力設定になっていたり、一番硬くなっていたりと、ショック本来の実力を発揮できない状態の車両が見受けられます。減衰力の調整方法は、フロントは、ステアリングをいっぱいに切った状態で、ショック上部のダイヤルを時計回りに締めると硬くなり、緩めると柔らかくなります。リアは、ショックの下側に取付されているダイヤルをフロントと同じく締めると硬くなり、緩めると柔らかくなります。足回りは、ご相談されるショップによって味付けが違いますので、お好みの乗り心地をスタッフにご相談ください。 トランポモデルにも、通常仕様のオーリンズショック同様、オーリンズ独自の伸圧同時制御バルブ「DFV(デュアル・フロー・バルブ)」が搭載されていて、理想的な減衰特性を実現。快適性と走行性能を高次元で両立させ、さまざまなプロフェッショナルユースを足元から支えます。さらに、装着したまま調整可能な20段階の減衰調整機構を搭載。走行シーン、積載状況に合わせたセッティングが可能です。
DFVとは“デュアル・フロー・バルブ”を意味するオーリンズ・サスペンション・テクノロジーの集大成。その構造は、伸び側・圧縮側それぞれのバルブセッティングを独立して行ない、ストロークを犠牲にしないようコンパクトに仕上がっています。
DFVとは“デュアル・フロー・バルブ”を意味するオーリンズ・サスペンション・テクノロジーの集大成。その構造は、伸び側・圧縮側それぞれのバルブセッティングを独立して行ない、ストロークを犠牲にしないようコンパクトに仕上がっています。 メインバルブはしなやかさと運動性を両立させた特性を追及。この特性のウィークポイントである高速域で出過ぎる減衰力をDFVでキャンセルし、ピストン停止状態から動きだし、さらに高速域まで、よどみのない曲線を描く理想的な作動量をDFVが初めて可能にしました。 メインバルブ+20段調整オリフィス+DFVの3ルートを流れるオイルのハーモニーが、ショックアブソーバーのパフォーマンスを異次元にまで高めました。ショックアブソーバーに求められる性能は何ひとつ失うことなく、異次元のパフォーマンスを実現。実際に体験されたお客様や、多数の自動車専門誌にて試乗テストされたプロドライバーの方々から絶賛をいただいています。
最近のショックアブソーバーのセッティング傾向は、突き上げ感のある硬い乗り心地を嫌い、縮みは低く、伸びは高めの減衰力が主流となっています。特性は低速域を重視し、低速域を高く、高速域は低くなるよう全体に寝かせたカーブとなっています。この特性は、運動性と乗り心地を両立させる上で非常に有効な手段ではありますが、縮みに対して伸びが著しく高い(特に低速域)セッティングは、多くの場合、ギャップを越えた後にドスンという不快な落下Gを感じることにつながります。 一方、DFVは、高すぎる傾向になる中速から高速域にかけての減衰力を適切にカットすることが可能です。これにより、低速域ではしなやかさと運動性能を両立した特性のまま乗り心地にも優れた理想的な減衰力特性を実現しています。
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