フロントの突き上げ改善にはショックアブソーバーの交換がおすすめ
200系ハイエース バンは基本の設計が貨物。つまり、重い荷物を積載するために設計されています。そのため乗り心地は乗用車やミニバンに劣ります。
乗り心地を改善するための足回りパーツがさまざまラインナップされている中で、どのパーツを交換すれば良いか、どこから改善していけばいいか悩みますよね。今回は、道路の段差等で生じるフロントの「突き上げ」を改善するために、乗り心地改善パーツ「ショックアブソーバー」の交換をおすすめしたいと思います。
OHLINS ショックアブソーバーの特徴
OHLINSのショックアブソーバーの特徴は、分かりやすく言うと純正のショックアブソーバーに比べ安定性が良く、段差を乗り越えた後もスムーズにふらつきが収まります。つまり、縦の突き上げと横揺れが軽減され、特にフロントの突き上げ軽減に効果を発揮します。
さらに、装着したまま調整可能な20段階の減衰調整機構を搭載。高速道路を走行時や、積載物が多い時は硬めの減衰力に調整でき、街乗り時や積載物が少ない時は柔らかめに調整することで、走行シーンや積載状況に合わせたセッティングが可能です。
高速道路や長距離の運転が多いユーザーにはOHLINS ショックアブソーバーがお勧め!
高速道路や長距離の運転に適しているのが「単筒式」のショックアブソーバーです。OHLINSのショックアブソーバーは「単筒式」。つまり「複筒式」の純正のショックアブソーバーより、オイルやガスの量が多いのが特徴です。「単筒式」のOHLINS ショックアブソーバーに交換することにより、純正と比べて「踏ん張る」力が強いショックになり、段差などの衝撃による抵抗を和らげ突き上げを改善する効果がでます。
そんなOHLINSのショックアブソーバーには、オグショー別注の「オグショーオリジナルモデル」と、既製の「ノーマルDFVタイプ」の2種類があり、
- 4WD車やディーゼル車などの前前軸重が1250kg前後のフロントが重い車には「オグショーオリジナルモデル」
- 2WD車やガソリン車など前前軸重が1000kg前後の車には「ノーマルDFVタイプ」
以上のようにフロントの重さによってタイプを選ぶことで、最適なショックアブソーバーでより乗り心地が安定します。
街乗りがメインのユーザーには、JAOS ショックアブソーバーがお勧めです
街乗り時は、減衰力を柔らかくセッティングすることで、段差などで生じる突き上げが軽減されるので、OHLINSのショックアブソーバーでも調整が可能です。
ただ「単筒式」のショックアブソーバーはオイルやガスの量が多いため、「街乗り」よりは「高速道路や長距離の運転」の方が適しています。そのため、どちらかといえば街乗りがメインのユーザーで、街乗りの乗り心地を改善したいのであれば、「複筒式」のショックアブソーバーに交換することで街乗り時の突き上げの軽減が可能です。
「複筒式」のショックアブソーバーには、「ちょい上げ」まで対応していてストロークの長さがある「JAOS BATTLEZダンパー」があります。こちらは14段ダイヤル調整式で減衰力も調整でき、乗車定員、架装重量、積載重量、エンジン、ボディサイズ等に応じてセッティングを変えられ、コストパフォーマンスが高く、街乗りメインのユーザーにはお勧めです。
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※乗り心地につきましては、改善したい内容や場所、人によって感じ方が異なりますので、あくまでご参考としていただければと思います。