「JAOS」と「KYB」のコラボレーションで生まれたショックアブソーバー「BATTLEZ VFシリーズ」に、待望の「200系ハイエース用 BATTELZダンパー VFA」がラインナップされました。
状況で減衰力をコントロールするハーモフレック®搭載
KYB株式会社によって開発された周波数感応バルブ「ハーモフレック®」を搭載。路面状況等から受けるダンパーの動きを周波数として解析し、減衰力を可変させます。高い周波数時(速く小さな動き)は可変オリフィス(オイル経路)を解放して、基本以上のオイル量を確保することで減衰力を低減、コーナリング時などの低い周波数時は(大きくゆっくりな動き)可変オリフィスを閉じて減衰力を高め、乗り心地と安定性を両立します。
※写真はイメージです
使用状況や好みに合わせて減衰力を任意で調整可能
同じ車種でも、搭載されるエンジンなどによって車両重量が大きく異なります。また、乗車人数や走行シーンによってもダンパーに求められる減衰力は様々です。BATTLEZダンパーシリーズのVFA/VFCAは、減衰力を切り替えられるダイヤル(またはロッドダイヤル)を装備しています。車両の搭載エンジンや、状況・お好みに応じて任意に減衰力を簡単に設定することができます。
※減衰力調整システムはストロークに影響しません
一般道向けのソフトなセッティング
KYB製のOEMショックアブソーバーはさまざまなメーカーから発売されていますが、減衰力は各メーカーで異なります。「JAOS BATTLEZダンパー VFA」は、道路の継ぎ目やひび割れなどを一番に考え、一般道向けのソフトなセッティングに仕上がったショックアブソーバーです。減衰力を切り替えられる14段ダイヤル調整式ですので、乗車定員、架装重量、積載重量、エンジン、ボディサイズ、等に応じて、お好みで任意に減衰力を簡単に設定することが可能です。
周波数感応バルブ「ハーモフレック®」とは?
「状況に応じて可変する減衰力」を実現するため、日本の誇るダンパーメーカーKYB株式会社によって開発されたのが、BATTLEZ×DP typeVFシリーズに採用した周波数感応バルブ「ハーモフレック®」(図4)です。「大きくゆっくり」「速く小さい」という動きを周波数として解析し、状況に応じて減衰力を可変させるのがその原理。数年前より一部の高級車用純正品として採用され、同社の評価を更に高めている新機構です。
イラスト(図5)の薄緑の部分がハーモフレック®のハウジング、内蔵されている水色の部分が可動ピストン、それを上下から挟んでいる黄色の部分はスプリングです。通常時や高い周波数(速く小さな動き)の時は、スプリングで支持された可動ピストンが上下する事によって可変オリフィスは開放状態。基本プラスαのオイル量が確保されるので減衰力は低く保てます。
減衰力が低ければ、バネの動きを阻害しないので、衝撃を柔軟に吸収する事が出来ます。逆に、コーナリング時などの周波数の低い(大きくゆっくりな動き)の時は、ロッドから流れ込むオイルの流力が強まり、押し下げられた可動ピストンが可変オリフィスを閉じて減衰力が高まります。減衰力が高まれば、バネの無駄な動きを押さえて高速走行時の車両挙動を安定させる事が出来ます。かなり大雑把ですが、これがハーモフレック®の仕組みと役目です。
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200系ハイエース JAOS BATTLEZダンパー VFA 1台分セット