バンのリア突き上げが気になる原因
200系ハイエース バンは基本の車輌設計が貨物車。つまり、重い荷物を積載することを想定し、それに十分に耐えうる設計がなされています。そのため、バン仕様のハイエースにはリーフスプリングの下に補強用の鉄バネ「ヘルパーリーフ」が装備されています。しかし、このヘルパーリーフによって走行中に衝撃を受けた時、ヘルパーリーフが作動し突き上げが生じることで乗り心地が悪くなってしまいます。
リア突き上げを減少させるには
上記の通り、リアの突き上げを改善するにはリーフスプリングの交換が一般的です。つまり、ヘルパーリーフの付いていないリーフに交換することで乗り心地の改善ができます。詳しくは下記のブログをご参照ください。
しかし、リーフスプリングを交換するには、改造申請(車高が6mm以上変わる場合は構造変更)の手続きが必要となります。改造申請(構造変更)は車検の取り直しとなるため、簡単に交換できるとは限りません。そこで、純正のリーフスプリングを装着したままリアの突き上げを減少させることができるアイテムが「Genb(玄武) ハイトダウンサポーター」です。
純正クッションラバーをGenb(玄武) ハイトダウンサポーターに交換して乗り心地を改善
突き上げの原因となるヘルパーリーフ。このヘルパーリーフの前後に装着されている純正クッションラバーを「Genb(玄武) ハイトダウンサポーター」に変更することで、純正のリーフままでもリアの突き上げを減少させることができます。それは、ハイトダウンサポーターが純正クッションラバーより薄く低反発の軟質樹脂パッド(柔らかい)設計のため、作動時のショックを緩和し、作動タイミングを意図的に遅らせているからです。また、薄型形状がもたらす車高のチョイ下げ(約5ミリ)効果も相まって、特に街乗りユースには絶好のアイテムです。車高のチョイ下げを狙うのであれば前側、乗り心地重視であれば後側に装着してください。乗り心地の向上を最優先に考えるのであれば、前後とも装着するのが最も効果的です。
※乗り心地の良し悪しや好みは人によって異なりますので、あくまでご参考としてください。