モールとは?
モールとは、トランポの定番アイテム「ESフロアパネル」にも使われ、テーブルやカウンター天板の木口(切断面)に付けるやわらかい樹脂製のエッジ材です。板の切断面に打ち込む保護モールで、テーブルや棚、フタのフチなどにこのモールを使えば、仕上がりの質感がいっそう増し、安全性に優れた仕様で製作できます。オグショーが製作するトランポのさまざまなアイテムにも実際に使用されている、オリジナルトランポ作りに欠かせないアイテムです。
モールの取付け方法
モールを取付ける木材を用意します。四角い天板を使用する場合は、板の角にアール(曲面)を取ります。モールの厚みがTモールは2mm、中空モールは7mmあるため、モールの厚みを考えて板を用意します。
トリマーを使って木口中央にモールを差し込むための約7mmの溝を掘ります。当店で販売している「Tモール/中空モール専用」のトリマーの刃を使用いただくと便利です。
ゴムハンマー等でモールを溝に打ち込んでいきます。
モールを打ち込む前に!
あらかじめ、溝に木工用ボンドを流し入れることで、モールをより剝がれにくくすることができます。
中空モールを曲面(アール)部分に取付ける際のポイント
曲面(アール)の打ち込みの際に、あらかじめモールにV字の切り込みを入れることで曲面がより綺麗に仕上がります。
内側の曲面(アール)に打ち込みむ際も、同じようにモールに切り込みを入れることで曲面が綺麗に仕上がります。
モールを打ち込み、最後は重なった部分の上側でモールを切断します。
その後、残った部分を打ち込めば完成です。モールの種類は、取付ける木材の形状や、使用用途によってお選びください。
Tモール
傘のような断面形状で、天板木口に溝を掘って木工用ボンドを注入から脚の部分を打ち込んで使用します。曲面貼りがやりやすく、アールが小さい部分にも対応しやすい形状です。つまり、曲面の多い板や小さい板の打ち込みに向いています。また、モールの厚さが約2mmのため、外寸への影響が少なく、仕上がりがほぼ設計どおりにDIYできます。
中空モール
Tモールより約5mmの厚さが追加され、その名の通り中が空洞になっているためクッションの役割にもなります。Tモールと同じく、天板木口に溝を掘って木工用ボンドを注入から脚の部分を打ち込んで使用します。Tモールに比べ衝突した際、衝撃を和らげる事ができるので、小さなお子さんがいる家庭や、ショッピングモールのテーブル等、人の出入りが多い場所へお使用もお勧めです。
モールの厚みが約7mmあるため、仕上がりは綺麗に見えますが、その分、モールの厚みを計算して板のサイズを調整するなど加工の際に注意が必要です。また、アールが小さい部分には打ち込みづらくモールが潰れてしまう可能性があるので、曲面が多い板には不向きです。